体型キープ法

科学的に正しいストレス解消法【不眠・不安の改善にも】

こんにちは。

ながい間、サラリーマンをやってきました。仕事のストレスで、ときどき体調を崩すことがあります。

この記事では

なんとなくカラダがだるい。寝ても疲労感が抜けず、気分もさえない。ちまたで紹介されているようなストレス解消法もイマイチ効かない…

こういった悩みに答えます。

この記事の内容は、メンタリストDaiGoさんも推薦する「最高の体調」という本に準拠しています。この本のいいところは、その主張に科学的な根拠があるところです。(ただの個人の意見じゃない)

【本記事の内容】
●現代社会はヒトの進化とミスマッチ
●科学的に正しいストレス解消法【不眠・不安の改善にも】

✅現代社会はヒトの進化とミスマッチ

そもそもですが、僕たちって動物なんですよね。。

だけど自分が山にいるクマやお猿さんと同じ「動物」だなんてふつう考えない。笑

でもなんら変らない。

【結論】ヒトの進化に合わせた生活を取り戻すことが、僕らが生まれもつ最大のパフォーマンスを引き出す

この本で紹介されていることは、ダーウィンの進化論がベースになっています。人類の基礎が形作れたのが約700万年前。そこから600万年以上に渡って人類は狩猟採集生活をしてきました。

人類は、狩猟採集生活に最適化したカラダに進化した。だから、それに合わせることでカラダのパフォーマンスは最大になる。

とてもシンプル。

この本では、現代人のかかえる原因不明の体調不良を文明病と言っています。つまり、人類の進化とのミスマッチによって引き起こされていると。

●ヒトの祖先→自然のなかで、少数の仲間と太陽の運行とともに暮らす
●現代社会→自然から離れ、SNSで多くの人と交わり夜も昼も関係ない

たしかに、どう考えてもミスマッチ。

現代でも狩猟採集の生活を続けるパプアニューギニアのカルリ族は、うつ病の発症率が先進国の1/100。自殺者もおらず絶望を意味する言葉すらないというから驚きます。

とは言え、僕らが完全に狩猟採集民の生活に戻るのは無理。なので、次はストレス解消にしぼって僕らができる対処法を紹介します。

科学的に正しいストレス解消法【不眠・不安の改善にも】

「自分にあったストレス解消法を見つけましょう」この言葉よく聞きますが、まるでストレス解消法は人によって違うみたいに聞こえる。

でもヒトの進化を考えると、遺伝子レベルでは人のカラダはみな同じメカニズム。効く方法はみんな一緒のはず。

結論、おすすめのストレス解消法は

●自然との接触を増やす
●ウォーキング

2016年ダービー大学のメタ分析によると、自然との触れ合いにより確実に人体の副交感神経は活性化するそうです。(副交感神経には疲れやダメージを回復させる力あり)

自然との触れ合いの効果は、マッサージのようなリラクゼーション法を数値的に上回ったそうです。

さらに、クイーンズランド大学が2016年に行った研究では

●うつ病の場合は、週に1回30分ほど自然のなかにいれば、自然との触れ合いがない人に比べ発症リスクが37%も低下する
●高血圧の場合は、週に1回30分のラインを超えたあたりから症状が改善していく

最高の体調 鈴木 祐 著より

なので、

週に1回公園にでも行ってボーっとするのが良さげ。キャンプや釣りなどアウトドアフィールドで遊ぶことは、科学的にも最高のストレス解消法と言えそう。

さらに、自然との接触は睡眠の質の向上にも効果があることが分かっています。

ほかにも、観葉植物も多くのデータで良い効果が認められているようです。部屋におく数が多ければ多いほど、その効果も高まるそう。

また、自然の音を聞いたり動画をみるだけでもリラックス効果があるようなので、作業用BGMを自然の音にしてもいいですね。(YouTubeにたくさん上がっています)

✅ウォーキングについて

ウォーキングも研究でカラダに良い影響があることが分かっているそう。

カールスルーエ工科大学の実験では、1回30分〜60分の軽いウォーキングを週2回行った学生は、何もしない学生に比べストレスが減ったことが分かりました。

2016年アリゾナ大学が、タンザニアで狩猟採集生活をおくるハッザ族を調査した結果、その運動量は先進国平均の14.8倍。60歳を超えた人でも、18歳の若者と同じくらい体を動かしていることが分かったそう。

いや、すごいですね。。

僕たちの祖先も、気の遠くなるような長きにわたって狩猟採集生活をしてきた。日常生活で相当運動量があった。カラダはそれに最適化してきたはず。

いきなりハードな運動はたぶん続かないので、まずはウォーキングから取り入れてみてはいかがでしょう。僕自身も休日には裏山を30分くらい散歩してます。この記事を書いている今日も歩いてきました。

✅ちょっと余談

ストレスによって感じる不安や緊張は、進化の過程で備わった生存するための機能だそうです。

不安は、草原のおくに猛獣がいるのではないか、これを食べたらカラダを壊すんじゃないか、というアラーム機能。

緊張は、猛獣に襲われた時などに一瞬にして心臓を激しく鼓動させ、血液を体中に行き渡らせることで体を動かせるようにするための防御本能。

これらの機能がなかったら人類は生き延びれなかった。

本来は生き延びるために備わった大事な機能。古代はそれが正常に働いていたけど、現代社会ではその機能がミスマッチを起こしている。

なるほど。。おもしろい

おわり

■こちらの記事もよければどうぞ↓

PAGE TOP